関西電力のストレステスト項目にはテポドンも加えるべき

ところで、株主総会は、株式会社の最高意思決定機関です。
その場で株主の質問に答え、「原発テポドンにも耐えられる」と関西電力が表明している以上、大気圏外から落下してくるテポドンについてもストレステストを行うのが資本主義企業としてのルールです。


原発推進派である経産省にストレステスト項目を決めさせたのは、犯罪者に法律を作らせるようなものです。
大陸間弾道ミサイルテポドンはともかくとして、日本の杜撰な核管理を見かねてアメリカが懸念しているのはテロの脅威であり、迎撃不可能と言われているムスダンミサイルなどによるテロ攻撃は想定すべきでしょう。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000001-jct-bus_all
関電の原発は「テポドン」にも耐えられる! 株主総会で失笑、ワイドショーのネタに

 関電の原発11基はいずれも福井県日本海に面している。ここに北朝鮮テポドンが着弾しても「原子炉は堅牢な格納容器を持っている」と答えたのは、関電の豊松秀己常務取締役だ。豊松常務は「テロ行為があれば治安機関に通報する緊急マニュアルがあり、訓練している。テポドンなど武力攻撃があれば、政府とともに対応する」と一般論を述べた後、原子炉格納容器の安全性に言及。あまりにも楽観的な答弁には、会場から失笑が漏れた。


 テポドンをめぐる関電経営陣の発言は、スポーツ紙「スポーツ報知」が「爆弾発言」として大きく報道。「仮に格納容器が壊れなくても、配管1本が壊れるだけで炉心溶融メルトダウン)が起こりえる。格納容器が大丈夫だからというのは、もともと成り立たないバカげた返答」という専門家のコメントを紹介し、「電力会社と市民との意識のズレが露呈した」と報じたこともあって、関西のテレビはワイドショーなどで大きく取り上げた。